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非常事態が重なって
私の場合、この地球規模の非常事態に、自分の非常事態が見事に重なった。
3月末で、14年継続した仕事が終了した。
まだしばらくは、現役で働きたい。生活のためにも、収入が必要だ。
私の地元では、働かずに家に居ると、「遊んでいる」と言われる。それで、今までは、一つの仕事が終わると間隔を開けず、すぐに次の仕事に就いた。何回か転職しているが、一度も雇用保険を使って受給したことがない。今回は、焦らずじっくりと自分にできることを探してみようと思う。
みつけた中の一つに、「朗読」がある。
私は仕事の中で読み聞かせをしていた。絵本を見せて読むこともあれば、物語を朗読することもあった。語ることは、好きだった。けれど読むのは、本として世の中に流通しているお話だった。
先日、ラジオ出演をした際、自作を読む機会があった。さすがに自作は照れた。しかしパーソナリティさんから「温かい声ですね」と言われたことが、とても嬉しく、羞恥心が吹き飛んだ。
読みたくなったのだ。
探してみると、在宅でナレーションや朗読のお仕事があるので驚いた。
サンプル音源を録り、どんどん応募している。
SNSでも発信している。
他の作家さんの作品は、著作権の問題がある。
まずは、私の童話を読み、公開している。
家にいるお子さんに聞いてほしい。
いつ終わるともわからない。自分が感染してしまうかもしれない。そんな不安から夜も眠れない方もいるだろう。その寝物語りに聞いてほしい。
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