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家に着くと、あっという間に身ぐるみを剥がれ
生まれたままの姿にされてしまった。
ポイ、と蒼希が乱雑に着物を放り投げたので
慌てて拾い上げそっと畳む。
こんな豪華な着物、畳み方の正解が分からないけれど
出来るだけ皺がつかないようにしなきゃ。
黙々と畳んでいると、今度は後ろでバサッと聞こえた。
え、嫌な予感…。
くるっと振り返ると、蒼希が自分の着ていた紋付袴を
脱ぎ捨てて真っ裸になっていた。
あぁー。
たまに、というかわりと蒼希はグイグイ来るけど
こういうことはちゃんとするのにな…。
半分呆れつつ、何とか私の借りてた着物を畳み終えたので紋付袴に手を伸ばすとその手をパシッと掴まれ、いつの間にか敷かれていた布団の上へ転がされた。
「ちょっと待って!まだ着物が…」
「大丈夫だ。」
「いや…でも皺になるから…」
「後でいい。」
「ダメだよ、ちょっとだけ待っ………んんっ!んー!」
逃げられないように、両手は耳の横で蒼希の手によってガッチリ押さえつけられている。
すぐに侵入してきた蒼希の舌は、いつもより熱さを増してぐちゃぐちゃに口の中を掻き回してくる。
舌を絡められ、飲みきれないほど唾液も入れられて、
クチュと卑猥な音が室内に響き、
恥ずかしさに顔が火照る。
唇を甘噛みした後スルスルと舌が首筋に降りていき、
ツーっと舌でなぞられると、堪らず声を上げてしまう。
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