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夜間救急。
予想外のことが起きた。
いや安心しちゃいけないと、いつも気を付けていた。
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病院から戻った次の日。
先生の言う通り、少し元気が出てきた。
もう、うずくまっていない。
でも胸の毛をむしって抜いている。
丁度、『そのう』辺りの毛だ。
「アモ・・そこが熱かったんだね、痛かったよね?」
くりくりした目を向けてくる。
甘えん坊で、少しやんちゃなアモ。
今はそのやんちゃぶりも、なりを隠し、
弱々しいアモに戻っている。
仲良しの、クーちゃんがアモの顔をのぞく。
…大丈夫?アモ。
と聞いている気がした。
クーちゃんはクーちゃんなりに、アモを気遣っている。
まるで兄弟。
人もインコも、相手を気遣う心は同じなのね。
しばらくして、アモの毛引きはなくなった。
もう羽は抜いていない。
ちびちびと、餌も食べている。
このまま、回復に向かえば…そう思っていた。
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おかしい!
アモが羽をパタパタさせている。
羽をまた、膨らましている。
あの事故から、1週間が来ようとしていた。
回復に向かってるはずだった。
先生は言った。
〈大丈夫ですよ。〉
大丈夫、大丈夫、大丈夫。
言い聞かせるように、アモを見てきた。
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セキセイズの雛が孵った。まず1羽。
ツィードに母鳥に抱かれる雛の動画をアップした。
次々生まれて、合計3羽。
(まさか、全部は孵らないよね?)
嬉しいことが続いた。
アモはきっと、大丈夫。
なのに。
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慌てて夜間救急の獣医さんに来てもらった。
時間は真夜中。
もう、朝まで待てない。
夜間診察が、高くたって構わない。
もう、あんな思いで、朝が来るのを待つのは嫌!
気になって、夜中も見ていた。
だから気づけた。
〈大丈夫ですよ。〉
その言葉を、鵜呑みにしていたわけじゃない。
でも、大丈夫と言う言葉にすがってた。
(大丈夫、アモは大丈夫よ・・・)
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だが、その日。
おかしな事が起きた。
だから慌てて、夜間救急に連絡したのだ。
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