ある日。

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ある日。

 アモが、自分で餌をついばむ。 仲良しのくーちゃんと遊びながら、餌を食べている! アモはくーちゃんと遊ぶほど、元気そうになり、 お気に入りのボールを追う。 「はしゃいで。後で疲れるわよ」 私は抱きあげ、ケージに入れる。 その前にしっかり、私の胸で甘えたけど。 くーちゃんがアモ、もう帰るの? と言いたそうに見える。 アモもケージ越しに、くーちゃんと呼ぶように、 頭をピョコピョコさせている。 もっと遊ぶーと言う様に見える。          ♯♯  ツイ―ドして、連絡した。 【よかったですー💛】 【がんばれ、応援してるよ】 【自分で餌を食べ始めたの?すごい】 色んな文字が並ぶ。 【いきなりやめるのは、どうかと思います。 雛の挿し絵の切り替わりのように餓死するといけないから】 【そのつもりでーす】と返す。 さてアモのご飯だ。         ##      私は湯銭で餌を温めた。 主人がアモと遊んでくれている。 そのとき電話が鳴った。 「もう、こんな時に‥」 相手はなかなか切らない、母だ。久し振りで声が弾んでる。 身体障害であちこち持病持ちの 母は私との、おしゃべりを楽しみにしてる。 「待って、買い出し。そんなに?メモ取るから」 しかもなかなか切らない、あー。 アモのご飯が冷めちゃう。 でも無下に切れないし・・・。 電話をやっとの思いで切った。        ##  「アモのご飯が冷めたでしょ?」 「温めといて上げたよ」と主人。 「気が利く!」  私は何も考えなかった。 主人も私も動物好き。 私の様に、主人も犬やインコを我が子として見ている。 だから、何も考えなかった。 いつも通りにシリンジを、押した。
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