セキセイインコの結婚。

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セキセイインコの結婚。

 セキセイズで仲良しのインコが居る。 赤目で全身が黄色い、きぃさん♂と、 頭が黄色、体は明るいライトグリーンの、まっちゃん♀。 何か、いい雰囲気。 ペアになるかも? 試しに巣箱を入れた。 小柄な雌が出入りする。 雄は外で、見張り。 あ、雌が出てきて巣箱の窓から 頭を覗かした、可愛い。 きゃあ( 〃▽〃) きぃさんがまっちゃんにキスした、卵を産むかな? そっと、見守ろう。          ##   その頃、アモは保温ケージの中でぐったりしていた。 羽を膨らまし、じっとうずくまっている。           ##  そのくせ。 私が近寄ると、パタパタと駆けてくる。 ひょこひょこと頭を動かす。 なんて健気なんだろう。 お医者さんは大丈夫と言ったけど、様子を見なくちゃ。 また、元の弱々しいアモに戻ってしまった。 「…全部…私が悪い…の。ごめんね。アモ」 アモはひょこひょこと首を動かす。  大丈夫だよーママ!ほら、こんなに元気だよ。 ママ。大好き、大好きー。だから、泣かないで。 そう言ってるように見えた。 アモ。 この子は、なんて強いのだろう。              ##  次の日。 きぃさん、まっちゃんペアが、卵を産んだ。 次の日も1つ。 また次の日も1つと、増えてゆく。 「いったい、いくつ。産むのかしら?」 きぃさんが、私を見た。 (∀`*ゞ)エヘヘ、僕ら結婚しました。 そんな顔だ。 私は卵の数を確認する為にも、巣箱を見せてもらった。 普通は托卵(たくらん)中は覗くのを、メスは嫌がる。 気の強いメスはテリトリーに入られたと、 怒って雛をかみ殺すこともある。 巣引きは子を育てる作業。 それくらい神経質になるのだ。  でもこのペアは大丈夫、雛の時から育てた。 2羽とも手乗り。しかもまっちゃんは穏やかな性格。 ちゃんと、見せてくれた。 「え?8個⁇」 初めての巣引きで、こんなに生むのだろうか? 「大丈夫かな、ちゃんと卵が(かえ)るかな?」  心配になり、鳥友にツィードした。 【とにかくボレー粉やカルシウムペレットを欠かさないでください。 卵詰まりの原因になります。与えていた強化フード(発情用)は、 ここで止めてください。餌はバランスの取れたものを多めに。】 【青菜も切らさないで。ビタミン剤も、お勧めします。】 相手は雛を孵した事がある人だった。 【ずいぶん、昔で小学生の頃です。今は、もっといい餌が 出回っていると思います。】 【それから巣引きは年に、2回以上行わないでください。 メスの負担になります。私は年に1回でしたね】          ##  他の方も【この餌が良いですよ】と教えてくれたり、 【繁殖用のサプリメントがネクトンシリーズであります】と 教えてくれたりした。 【でもネクトンはパウダーで湿気やすく、保管が難しいです】 【私のインコは5個、生みました。ただ初めは無精卵で2羽だけが 孵り、その後段々と雛の数が増えましたね】 【メスは子育てで消耗します、巣引き後は休ませて】 【栄養補給してね、元気な雛が生まれるといいですね】 【早く、赤ちゃんが見たい―💛】 私も早く雛たちを見たい。 アモも、見たいよね?早く元気になって。
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