モッコウバラの雲に乗って

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「お母さん、雲みたいだねぇ。」 「ほんとほんと雲みたい。」 宙に浮かぶモッコウバラの花を横目に 近所のスーパーへ買い物に行く。 小さな手を引かれながらお母さんを見上げる。 「ねぇ、なんでお父さんと結婚しようと思ったの?」 「自分の人生の設計図が出来ていてかっこいいな、この人と一緒なら頑張れる。と思ったからだよ。」 「へぇー。あ、ねるねるねるねだ。買って〜。」 「はいはい。みんなの分も籠に入れて。」 「1、2、3、4、5!!」 「よし、じゃあレジ行こっか。」
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