その花言葉は……

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 目が覚めた時に気づいていた。何かが無くなったと。それが胎児だとすぐに悟った。でも、信じたくなかった。  最低な言葉で別れを告げてきた男の子供でも、私の子供でもあった。産むつもりでいた。  でも、もうおなかにはいない。涙が止まらないで流れた。  「ずっとおなかを押さえてたそうよ。助けてって何度も言ってたって。  本当に大事に思ってたのね」  涙を流しながら頷いた。  「子供のお父さんに連絡しないと」  母の言葉に首を振って説明した。何か言いたそうだったけど、黙って髪を撫でてくれた。余計に涙が出た。
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