その花言葉は……

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 翌日、会社に向かった。週休二日明けの月曜日は少し……かなり、だるい。弁当を作る気分になれなかったから、近所のコンビニに寄って何か買おうと思った。  コンビニに入って目的の棚へ行こうとした時に、思わないものが目に入った。  「え……」  燃えるごみの箱から見えているのは、赤いガーベラ……  心臓が鼓動を速める。嫌な動きで心を騒がせた。  偶然よ。だって捨てる理由がない。それに、渡したのは昨日。仮に捨てたとしても、この時間まであるわけがない。  今までも帰る時に花を渡している。その時、彼は飾ったという言葉と一緒に画像を送ってくれた……あることに気づいて、私の心臓はもっと速く動きだした。  帰宅したという連絡がなかった。すぐに寝たから忘れていた。  きっと忙しいだけ。妊娠中で不安定だから、悪い方向に考えているだけ。  それでも、そのまま店を出た。会社に近い店舗でも大丈夫。あの花を見て、平然と買い物はできない。
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