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「君が好きだ。これから一生かけて、君をこの世で一番幸せな女の子にしてあげる。だから、俺と結婚してください。」
俺は君に結婚を申し込んだとき、君は花が綻ぶような笑顔を俺にくれたよね。嬉しかった。心から何が何でも君だけの幸せのために生きてみせる!そう思ってた。
君は生きてるだけでいい。不自由のない未来の心配なんかしなくていい生活を送らせてあげたかった。
だって、俺は君の傍にいるだけでこんなに幸せで仕方ないのだから。どんな苦労だって頑張れる自信はあった。
けど、俺は今、世界中を恐怖に陥らせているウイルスのせいで職を失った。
君を幸せにしてあげれるお金も未来も全くない。明るい未来のために身を粉にして働いたのに、なぜこんなことになるのか。今の俺に受け止めろなんて、無理だった。
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