みんな、どうしたの…?

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「おはよーハルトー。 おっ!いい感じじゃん!似合ってる似合ってる!」 「おはよ、ケン。ほんと?ありがと。」 「おー。んじゃ、ガッコ行くかねー。」 「そうだね。」 ─▪─ そして、今はケンと話しながら登校してます。 なんだけど…。 なんか、ものすごく周りの人から見られてる気がするんだけど…。 やっぱり変だったのかな、、、 「…ねえケン。」 「ん?どーした?」 「あのさ、なんか、見られてない? やっぱりボク、気持ち悪いんだよ…。」 「は? …あー、うん。だいじょーぶだと思うぞ? 多分ハルトがかわいくて、みんなみとれてる?だけだと思うから。」 「へ?いやいやいやいや。 そんなわけないじゃん。ケンなに言ってんの?」 「……そーだった、コイツ、無自覚だったんだわ。」ボソッ 「ん?ケンなんか言った?」 「んにゃ、なんも。」 「そ。」 「ん。 とりあえず、気にしなくてだいじょーぶ、多分みんなおれを見てんだよ。」 「えー、ほんとかな。」 「ほんとほんと!」 「……ふーん。」 「なんだよ、その疑いの目!」 「別にー?」 「おいコラ、待て!(笑)」 「あははっ!」 ボクとケンで子どもみたいに追いかっけこしてたら、いつの間にか学校に着いてました。テヘ。 久しぶりに全力で走ったな。疲れた。 「おはようはる、八代。なにをしているんだ?」 「あ、おはよう、ようくん!」 「おはー、天海!鬼ごっこしてた。」 「ガキなのか?」 「「違うよ(し)!!」」 「そうか。はる、髪とコンタクト、似合ってる。」 「ありがと!」 「よーし、3人揃ったし、教室行くかー。」 「そうだね。」 「ああ。」 ついに教室だ。 怖いなー。みんな、ボクのこと拒絶しないといいな。 「おっはよー!」 「おう」 「おっはー」 「八代うるせーw」 「おっはよー八代くん!」 「おはよう八代くん」 「お、おはよう…。」 「「「「「っっっっ!?!!??!?」」」」」 「えっ!?ど、どうしたの、みんな…?」 「へっ!?え、あ、い、いや、なんでもない、かな!ハハ!」 「そ、そうそうそう!」 「は?え、いやは?」 「へ、、、?」 「お、おはよう、えと、神崎くん、だよね?」 「え、うん、そうだけど…。なんで?」 「え、あ、いや、なんでもないよ。」 「そう?」 「ええ。」 え、どうしたんだろう? みんなすごいビックリしてる? ボクが髪切ったのがそんなに変だったのかな? でも、みんな引いてはいない、のかな? ちょっと聞いてみた方がいいかも。 「あ、あの、」 「へ、あ、はいっ!ど、どうしたの!?」 「え、えと、急で悪いんだけど、ボク、今気持ち悪かったりする?」 「えっ、ぜ、全然そんなことはないかと!」 「ほ、ほんと?ダサかったりしない?」 「うん!」 「よ、よかったぁ…!」 「ッ!!///」 「え、ど、どうしたの!?顔真っ赤だよ!?」 「な、なんでもないよっ!」 「え、でも、」 「ほんとに!なんもないから!」 「え、、う、うん…。」 「ごめんね!」ダダダダダダダダダ… ほんとにどうしたんだろ…。 「ね、ケン、あの子どうしたんだろう?」 「ん?ああ、気にしなくてもいーと思う。」 「ほんと?」 「おー。」 うーん、気になるけど、ケンがああ言ってるんだし、いっか。 「…んー。無自覚ってこえーな。」 「…そうだな。」
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