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プロローグ
朝、それは一日の始まりである。
窓から差し込む朝日の光は、体を起こす目覚まし時計であり、朝食をゆっくり良くかんで食べる事で頭の働きを活発にさせる事が出来るのだ。
「おっはよう」
「おはよう。今日も『生徒会』の人たちはもう学校に来ているんだよね?」
「そうみたい。あー、二本木様に会えると思っていたのになぁ」
「それならもっと早く来ないとダメでしょ」
「えー、これ以上早くなんて無理。朝練があるわけでもないのに早く来る必要ないもん」
「その気持ちは分かる」
「それに、上手くいけば会えるしね」
「そうそう。それに市ノ瀬先輩と一緒に話しているところが見られたら、それこそ早起きしてよかったって思えるよね」
「うんうん。黒井先輩もかわいい見た目だけど、色々相談にものってくれるいいお姉さんって感じだよね」
「上木君は……何考えているか分からないけど」
「でも、噂じゃ市ノ瀬先輩のスカウトらしいよ」
「えっ、そうなの?」
朝練のある部活動の生徒もいる中、その朝練の生徒よりも早く登校している生徒。それが『生徒会』である。
そもそも『生徒会』とは中学校や高校などで生徒により組織されている。
活動内容として、学校生活の充実を図るための活動や文化祭や体育祭等のイベントの実行に関する事などを行っている。
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