パパとパパの対決なのです!

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* 「望結!お待たせ!」 駆けてきたリクさんは、長い髪をなびかせて…サングラスもマスクも付けてない。 ごく自然なスタイル… リクさん、言ってくれたんだ。 「望結のことは、どんなことがあっても俺が絶対に護るから」って… 私はリクさんのことを信じる。 だから、もう何も怖くない。 「じゃあ、行こうか。」 リクさんの差し出した手に私の手を重ねる。 周りにはたくさんの人がいるけど、そんなこと、何も気にならない。 どんなことがあっても、きっとリクさんが護ってくれるから… それに…今はまだ頼りない私だけど…私も絶対に強くなる! リクさんを支えられる存在になれるように、頑張るつもり。 うん、きっとなれるよね。 なんたって、私には頼りになる、特別なパパとママがいるんだし… 「何?思い出し笑いなんかしちゃって。」 「へへっ…」 「なんだ?……おかしな奴!」 口ではそんなことを言っても、リクさんの瞳はとても優しい。 (……ついていくよ、これからもずっと。) リクさんの横顔を見上げながら…心の中でそっと呟いた。 ~fin.
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