この世界に生まれ落ちたからには

　心が変われば、生活は変わる。

　世界は光り輝いていく。

　私は小説を書くのを趣味としているが、自分の好きな一節を思い出した。

　自分で書いているのに、忘れているなんて。

　少し笑ってしまう。

“心は自由だ。どこへでも、どこまでも飛んでいける”

　その通りだと思った。

　外出ができない。人と会えない。

　だから不自由と思うことはない。

　心は自由なのだ。自分で枷をつけ、さらに重くすることはない。

　世界はいつだってそこに在るだけ。在る世界に私たちは奇跡のような偶然で生まれ落ちただけだ。

　だからこそ、楽しもう。

　この、光り輝く、私たちの世界を。