草の王国

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今日も王国は平和に充ちていた。 「ババさま。いいお天気ね」 「そうじゃな。ここは天然の外壁もあり雨も凌げ、ワシらは幸せものじゃ」 そう話こんでいると 突然暗い影が王国を包むと、土と共に草、木が引き抜かれていく 突然の出来事にみな逃げ惑うが、黒い影は容赦なく襲ってくる 「ババさま…みんな死んじゃうの?」 「…いつかこんな日が来ることはわかっておった…安心せえ、また草も木も戻ってくる。今は大人しく地下に隠れるのじゃ」 逃げ惑うダンゴ虫やムカデを見ながら私はそんな想像して草むしりを続けた おわり
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