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中瀬は笑いながら
『そう言えばさ、結城君って胃潰瘍で入院したんだよね。それで敬子さんが親身になって結城君のお世話をしたんだよね。話し聞きたいな〜。』
敬子もあの頃を思い出して笑いながら
『あの時は純君の顔がどんどん痩せていってね。凄く心配になって私は純君の事を無理矢理病院に連れて行ったの。今では懐かしい話しだよ。』
小百合は笑顔で敬子に
『私も知りたいな〜。仲睦まじい話しだろうけど〜。もちろん当たりでしょ?』
佳奈枝も小百合同様に
『それ私も知りたい。胃潰瘍で入院したって話し知らなかったな〜。どっちにしてもラブラブな話しなんだろうけどね〜。』
美和子は笑いながら結城に
『まだ待ち時間が長そうだしラブラブな話し、私も聞きた〜い。』
結城は周りの言葉に驚き、敬子を見て
『えっ?あの話しをしろって?敬子、あの話ししても大丈夫?』
敬子はにっこり笑って
『いいんじゃない。純君にとっては大変な時だったけど、純君が良ければいいんじゃない。』
結城は敬子の言葉に頷き
『わかった、この話しはね敬子に対して本当に感謝と言う言葉しかない出来事だったな。』
敬子は結城に向かって首を横に振り
『純君がいつも私の為に一生懸命だったから、私の中で本気で愛する純君の為に出来た事かな。』
結城は敬子を見て
『あの時は本当にありがとう。感謝しかないよ。』
敬子はにっこり笑って
『ううん、いいの。普段純君は私の為に一生懸命に尽くしてくれてたから。』
結城は敬子を見ながらにっこり笑い、あの頃を思い出し
『この話しは俺が警部補に昇進して暫く経ってから………』
………………
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