746人が本棚に入れています
本棚に追加
/232ページ
鴨川市国道沿いのベイシア
結城の運転する車はベイシアの駐車場に止めた。
結城は車を降りて
『今日は何でまたベイシアに?』
助手席に座ってた敬子は華蓮と一緒に降りて笑顔で結城に
『気分転換だよ。たまにはいいでしょ。』
後部座席に座ってた小百合も降りてやはり笑顔で
『そうよ、気分転換は必要だよ。』
同じく後部座席に座ってた佳奈枝も降りてやっぱり笑顔で
『たまには気分転換も必要だよ。』
結城は敬子達を見て
『なるほど気分転換か。何か企んでる?』
華蓮と手を繋いでる敬子はまた笑顔で
『何か企んでるなんて純君人聞き悪いよ。』
小百合も笑顔で
『結城君、そうだよ〜。お敬の言う通り人聞き悪いよ〜。』
佳奈枝もやはり笑顔で
『うん、そうだそうだ。人聞き悪いよ。』
結城は三人の言葉に慌てて
『ご、ごめん。言い過ぎた。』
結城達はそのままベイシアの中に入ろうとした時に貼り紙がしてあり、結城はその貼り紙を見て笑いを堪え
『春物半額………?ふ~ん、気分転換ね~。なるほど~。人聞き悪いって、やっぱり何か企んでたんじゃん。』
敬子は笑って
『何か文句あるのかしら~?それ以上言うと女性陣を敵に廻すわよ。それと美和さんと中瀬さんももう少ししたら野間口君の運転で来るから。』
結城は堪えてた笑いが我慢出来ずに爆笑しながら
『女性って半額って言葉には本当弱いんだな。』
小百合は笑って
『当たり前でしょ。普通の値段で買うなら、後々に必ずやる半額セールで買わなきゃ損でしょ。って、結城君笑い過ぎよ。』
佳奈枝も笑って
『定額で買っちゃうのは本当に損だよね~。結城君、笑い過ぎだって。』
結城は佳奈枝の言葉に笑って
『IT企業の経営者が何を言ってるか。日本の他に海外にも支店がある社長の言うセリフかよ。』
佳奈枝は結城の言葉に笑って
『私はね社長やっててもバブリーみたいな生活はしたくないの。やっぱり庶民的な生活が一番よ。』
結城は佳奈枝の言葉に
『株式会社オキタニ電子を束ねてる沖谷さんは凄いな。社長がこうだから今のご時世に経営が上手く行くんだろうな。』
小百合は結城に
『それがあるから佳奈枝筆頭に従業員が一枚岩になるのよ。』
佳奈枝は結城と小百合の言葉に照れながら
『私は運がよかっただけだよ。後は人材に恵まれたからもあるかな。』
敬子は華蓮と手を繋ぎ
『そろそろ選ぼうよ。』
『だぁ~だぁ~。』
華蓮はベイシアの中を眺めて喜んでるのか笑顔で興奮していた。
敬子は笑顔で華蓮を見て
『華蓮ちゃん、興奮してるよ。』
『マ〜マ〜、マ〜マ。』
結城は華蓮を見て
『ん?華蓮、何か指を差してないか?』
結城と敬子は華蓮が指を差してる方を見てみると………
最初のコメントを投稿しよう!