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『う~ん、これはどうだろう………』
結城と敬子は華蓮の指を差してる方を見ると植松が居た。
結城は植松を見て
『植松、お前ここで何をやってるんだ?』
植松は結城達が来てる事に驚き
『結城さん達も来てはったんですか?やっぱりこれでいいかな………』
結城は植松の姿を見て
『ハイヒールを選んでるのかい?』
植松は試し履きしたハイヒールを脱ぎ手に持ちにっこり笑って
『今日は春物半額だし仕事も休みだしハイヒールと春物の服を買いに来ました。』
結城は笑いながら
『植松もやっぱり女性だな~。』
植松は結城の意味あり気の言葉に
『それどう言う意味ですか~?結城さんと野間口さんが私に女を磨けばそれが武器になるって言ってたじゃないですか。だから今日ちょうどベイシアで春物半額やるって話しだったから買いに来たんですよ。』
結城は笑いながら
『そうだったっけ?』
植松は笑って
『結城さん、私に女を磨けって言った事を忘れてましたね。』
佳奈枝は植松の持っているハイヒールを見て
『手に持ってるハイヒールを買うの?』
植松は自分の手で持っているハイヒールを見て
『はい、今履いたハイヒールを買います。』
佳奈枝はにっこり笑って
『もう一度今のハイヒールを履いてみて。』
植松は佳奈枝に言われた通り、今買おうとしてた手に持っているハイヒールを履き
『履きました。』
佳奈枝は今植松が履いたハイヒールを見て触りながら
『やっぱり………』
植松は佳奈枝の言ってる事が何がなんだかわからず
『何を言ってるのかわからないんですが………』
佳奈枝はにっこり笑って
『かかとに隙間があったら歩き辛いよ。少し隙間があるじゃん。靴擦れして足を痛めるよ。足が絆創膏だらけになっちゃうから自分の文数に合った靴を履かないと駄目だよ。女を磨くならしっかり磨かないとね。』
植松は佳奈枝の言葉に慌てて
『そ、そうなんですか?アドバイスありがとうございます。今、替えてきます。』
植松は試し履きしたハイヒールを脱ぎ、自分が履いてきた靴に履き替え女性用の靴がある場所に行った。
結城は佳奈枝に
『さすが沖谷さん、仕事で毎日ハイヒールを履いてるだけあるね。』
敬子も佳奈枝に
『私も女を磨きたくなったから色々教えてほしいな。』
小百合も佳奈枝に
『私も教えてほしいな~。』
結城は佳奈枝の様子がおかしい事に気がつき
『ん?沖谷さん、どうした?』
佳奈枝は女性用の靴が売ってる場所に居る植松の背中を見て
『気がついちゃった、私、わかっちゃったかも………』
結城は佳奈枝の言葉が何がなんだかわからず
『お、沖谷さん………?』
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