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魚船の上
結城達は道端屋に集合し、道端屋から港に向かい道端屋の女将の知り合いの漁師の漁船に乗りその漁師の運転で夜釣りに来ていた。
『よっしゃ~、また釣れた~っっっ。やっぱり釣りはこうじゃなきゃね~。敬子~野間口~、調子はどうだ~?釣れてるか〜?』
敬子は結城を見ながら呆れ顔で野間口に小声で
『捜査が~とか、タイムリミットが~とか、さっきまでふてくされてた人が………』
野間口も結城を見ながら呆れ顔で敬子に小声で
『一番楽しんでるんだもんな~………捜査とタイムリミットはどうしたんだ………』
結城は爆笑しながら
『ん?何か言ったか~。って、また釣れたぞ~。大漁大漁~、酒も美味いし大漁だし最高じゃ~ん。今日はまだまだ釣るぞ〜。』
斉藤は釣りを楽しみながら野間口の言葉に笑って
『凄い喜んでくれてるみたいでよかったです。しかし結城さん、凄い大漁ですね。』
野間口も斉藤の言葉に笑って釣竿を握り糸を海に投げて
『一番楽しんでるよね。俺達も頑張って釣らないと。奴に負けるのが一番悔しいからな。』
敬子は笑って
『純君に負けるのが一番悔しいって、やっぱり二人は腐れ縁なんだね。私も頑張って釣らなきゃな。』
敬子は釣竿を持ち糸を海に投げた。
道端屋の女将は
『結城さんの釣った魚をさばきましたからこれでお酒を飲みませんか?』
結城はにっこり笑って
『これがあるから釣りは最高なんだよ~。飲むぞ~。』
結城は日本酒が入ったワンカップを開けて飲み始め野間口は敬子に
『俺も飲んでもいいかな?』
敬子は笑って
『飲んで飲んで、帰りは私が運転するから。』
野間口は敬子の言葉に喜び缶ビールを開けて
『それじゃ俺も飲むぞ~。』
野間口は缶ビールを一気に飲み干し
『やっぱりビールは一気に飲むと美味い。』
道端屋の女将は結城達を見ながらにっこり笑って敬子に
『奥さんも飲みませんか?』
敬子は
『飲みたいのですが太海に帰るのに運転する人が居なくなってしまうので………』
道端屋の女将は笑って
『運転する人が居なくなると大変ですよね。』
斉藤は焼酎の入った缶を開けて
『釣りはこれがあるから好きなんです。』
結城は日本酒の入ったワンカップを半分まで飲み
『夜釣りもいいもんですね。』
斉藤は
『そうそう、この前の夜釣りで女将さんが大物を釣り上げたんで動画で撮影したんですけど見ませんか?』
結城は
『はい、見てみたいです。今日は女将さんよりも大きいのを釣らないと。』
斉藤はその動画を結城に見せ
『これです。』
動画は女将さんがつり上げてる辺りからの動画だった。
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