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館山市、妹の睦月のマンション。
マンションの管理人に鍵を開けてもらい結城と野間口は部屋に入った。
結城は茶の間に入り第一声が
『綺麗にしてあるんだな。』
『綺麗にしてあるけど、物置はそんな事ないぞ。』
野間口はベランダに出て、ベランダの端にある物置を開けるとゴミの入った袋が三袋入っていた。
結城は野間口が開けたベランダの物置に行き
『って、このゴミ袋はいつのゴミだよ。』
野間口はゴミの入った袋を見て
『出し忘れたか、出すタイミングを逃したのか。』
結城はそのゴミ袋を開けてみると
『色々なゴミが入ってやがるな。確かに最近のゴミだな。賞味期限が最近のやつばかりだよ。』
野間口はベランダから部屋に入る窓を開けて
『それじゃ俺は別の場所を調べるぞ。』
結城はゴミをあさりながら
『わかった。俺はゴミをあさってるから。これで何もなかったら凹むぞ………』
野間口は寝室を調べに行った。
………………
野間口は寝室を調べ終え
『何も見つからないな。次は台所を調べてみようかな。』
野間口は寝室から台所へと移動した。
結城はやっと一袋目のゴミの入ったゴミ袋を確認し終え、二袋目のゴミ袋を開けた。
やっぱり証拠となる物は自分の住んでるところには置かないよな。少し休憩しようかな………
結城は気分転換に立ち上がり物置に入ってる物を見ると
やっぱりカメラ関係の物が多いな。三脚もあるし、俗にバズーカーって呼ばれるこれなんか高いんだろうな………
結城はまた座ってゴミ袋をあさり始めた。
………………
野間口は台所を調べ終え
台所も何もなかった。次は下駄箱調べてみようかな………
野間口は寝室から下駄箱に行った。
………………
結城は二袋目のゴミ袋を調べ終え三袋目のゴミ袋を開けたが何も見つからなかった。
結城はゴミ袋を縛って物置の中に仕舞い茶の間に移動するとタンスの上に目が行き、そこには家政道具が入った箱が置いてあった。
家政道具か………家政って聞くとなぜか俺は御宿家政(おんじゅく かせい)高校を連想しちゃうんだよな。
そう呟きながらふと結城はその箱を開けると
あれ？これって………？
※御宿家政高校とは女子校で外房線の御宿駅近くにあった高校。今は御宿家政高校はありません。
………………
結城と野間口は妹の睦月の住んでるマンションを調べ終え玄関から出ると管理人が居た。
『まだ調べるなら鍵を開けておきますよ。』
結城は管理人に会釈し
『ありがとうございます。鍵は閉めて大丈夫ですよ。またお願いする事があると思いますがその時はよろしくお願いします。』
管理人は玄関を閉めて鍵を閉め
『しかし数日前にこのマンションでトラブルがありましてね。』
結城はマンションの管理人の言葉に
『ほぅ、トラブルですか～。』
タイムリミットまで24時間………
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