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野間口も暖簾を片付けてる小川に
『俺も生ビール大ジョッキお願い。』
結城は野間口に
『お前ね、飲んでから頼………ッッッ!!』
結城は野間口に話してる途中、大ジョッキのグラスが空になっていた光景を見て驚きの表情になり、野間口は結城に
『ん〜?飲んじまったからもう一杯頼むんだって。生ビール大ジョッキはマジ美味いね。』
結城はドン引きしながら
『それ今小川さんが運んできたやつだよな。いつもながら、すげ〜飲みっぷり………』
野間口は笑って
『こんなのチビチビ飲んだって美味くないだろ。生ビール大ジョッキぐらい一気に飲まないとな。』
結城は野間口の飲みっぷりに呆れた表情で
『お前の限界ってどこにあるのか見てみたい………』
野間口は結城の言葉に爆笑しながら
『俺の辞書には限界って言葉はない。無限だ。』
小川は暖簾を中に入れ笑いながら
『生ビール大ジョッキね。相変わらず凄いな。鍵閉めたら持ってくるね。私も野間口君の限界を見てみたい。』
野間口は二人の話に笑いながら
『俺の限界を見たければ、今日まるやまにある生ビールだけじゃ足りないって。』
結城は野間口の本音なのか冗談なのかの言葉に
『怖ッッッ………』
小川は喜んで野間口に
『飲んで飲んで、うちの売り上げが上がるなら、今うちにある生ビールを全部持ってくるよ。』
野間口は笑いながら
『もちろん冗談に決まってるじゃん。』
結城は野間口の言葉に
『冗談に聞こえなかったのは気のせいか………?』
この日、まるやまで三人は内房線の終電が終わった後も盛り上がり、結城と野間口は小川にタクシーを呼んでもらって太海まで帰った。
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