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結城は敬子の可愛い表情を見ながら
『今日は夕飯はどこにしようか?敬子が決めてよ。』
敬子はにっこり笑って
『私が決めてもいいの?』
結城もにっこり笑って
『敬子の行きたい場所でいいよ。』
敬子は結城の言葉に喜んで
『それじゃ、館山市の最近出来た店らしい
んだけど………』
………………
館山市の最近出来たお店
結城と敬子はウェイトレスに席に案内され席に着いた。
敬子はメニュー表を開き、周りを見て
『このお店、来てみたかったんだ。会社の同僚の娘がお勧めって教えてくれてさ。それで来てみたかったんだ。』
結城もメニュー表を開いてから周りを見て
『雰囲気良さそうなお店だね。メニューも何か良さそうな感じじゃない?』
敬子はメニュー表を見て
『うん、メニューも何か良いね。連れて来てくれてありがとう。』
結城はにっこり笑って
『敬子の行きたいお店は俺も行ってみたいし。それじゃ俺はこれを頼もうかな。』
敬子はメニュー表を見て
『それじゃ私はこれとこれ。って、純君は頼むのこれだけ?』
結城はウェイトレスを呼び、メニューで選んだ食べ物飲み物を頼んだあと、敬子の言葉に
『うん、そうだよ。どうして?』
敬子は結城を心配し
『最近、何だか少食だよね………』
結城はにっこり笑って
『そうかな~?普通に食べてるつもりだけど。』
敬子は心配そうな表情で結城を見ながら
『何かあった?私にも言えない事なの?それに最近痩せたよね。』
結城は笑いながら
『同じ事、今日後輩にも言われたよ。疲れてるだけだよ。』
敬子は結城をジっと見て
『何年付き合ってると思って………私、純君が嘘言うと直ぐにわかるんだけど………』
結城は敬子の洞察力と観察力に参ったと感じながら
『ちょっと胃の調子が悪いだけだよ。』
敬子はまた結城をジっと見ながら
『ちょっとだけって………?まだ嘘ついてるよね。ちょっとには見えないんだけど。』
結城は笑いながら
『大丈夫だよ。暫くすれば治るって。』
敬子は結城を心配し
『明日、一緒に病院に行こうよ。鶴田病院の診察券あるよね。』
結城は病院と言う言葉を聞いて嫌な表情で
『お、俺 病院嫌いなんだけど………』
ドンッッッ………
敬子は結城を睨みながら立ち上がり両手でテーブルを思い切り叩き、周りの客と店の従業員が注目してる状態で、敬子は声を荒げ強い口調で
『病院嫌いって………もし大きな病気だったらどうするのッッッ?私は純君の事が凄く凄く心配なの!!わかってるのッッッ!!』
結城は敬子の迫力にタジタジになりながら、周りを見たあと敬子を見て
『明日は一緒に横浜に行くって話しは………って、周りから注目されてるんだけど………』
敬子はまた結城を睨みながら
『横浜なんていつでも行けるでしょ!!周りが注目してるのが何ッッッ?明日は一緒に病院に行くの!!わかったッッッ?』
結城は敬子の迫力に完全に押され
『は、はい、わかりました………』
敬子はにっこり笑って椅子に座り
『純君、やっと言う事を聞いてくれた。それじゃ今回も純君のアパートに泊まるからね。』
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