胃潰瘍で入院した時

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鶴田病院、内科外来 結城と敬子は内科の前の長椅子に座って待っていた。 敬子は結城の表情を見ると普段みせないぐらいの緊張しきった表情だったので、笑顔で結城の手を軽く握り 『大丈夫だよ。私が居るんだから心配ないからね。』 結城は敬子の笑顔を見て 『うん、わかった。ありがとう。暫く手を繋いでてよ。』 敬子は笑顔で優しい表情で 『もちろんいいよ。』 敬子は結城の表情をみるとさっきより緊張は解れてる様に見えた。 ……………… 暫くして内科の外来診察室出入口から看護師が 『結城さ~ん、中に入ってお待ち下さい。』 敬子は結城に 『純君、呼ばれたよ。鞄を貸して、持っててあげる。』 結城は立ち上がり敬子に鞄を預け 『うん、行ってくるね。』 結城は中に入って行った。 中にに入ると看護師が 『結城さん、診察室の前の椅子に座ってお待ち下さい。』 結城は看護師に言われるがまま診察室の手前の椅子に座り、看護師は結城に 『今日はどうされましたか?』 結城は看護師に 『ここ最近ずっと胃が痛くて。』 看護師は問診票に書きながら 『最近胃が痛い………他には?』 結城は看護師に 『他にはたまに胃液が上がってくるぐらいかな。』 看護師は問診票に書きながら 『胃液が上がってくる………今日は朝は食べてきましたか?』 結城は顔を横に振り 『いえ、昨日の21時以降から飲食はしていません。』 看護師は問診票に書き終わり 『もしかしたら今日 胃の検査をするかもしれませんので………それでは暫くお待ち下さい。』 結城は診察室の手前の椅子に座りながら周りを眺めて この病院独特の臭いが苦手なんだよな。この臭いを嗅ぐといつも緊張しちゃうんだ。事件で病院に来る事もあるけど、この病院独特の臭いは緊張する……… ……………… 診察室に居る看護師が 『結城さん、診察室に入って下さい。』 ついに呼ばれた〜。飲み薬だけで治る事を祈る……… 結城は診察室に入ると白衣を着た男の医師が居た。 医師は結城に 『どうぞ座って下さい。』 結城は医師に言われるがままに椅子に座り、医師は結城を見て 『最近胃が痛む。たまに胃液が上がってくる。他にはありますか?』 結城は医師に 『いえ、今のところは………』 医師はパソコンの画面を見ながらタイピングをして 『上半身裸になってベットに仰向けに寝て下さい。』 結城は上半身着ていた物を脱ぎベットに仰向けにに寝ると医師は結城の胃の部分を触り 『これは大丈夫ですか?』 結城は 『はい、大丈夫です。』 結城の胃の部分を触ってる医師は少しずらして 『これは?』 結城は 『すこし痛むかな………』 医師は問診票を見て 『昨日の21時から飲食してないなら今から胃の検査をしましょうか。今から2階の検査室に行って検査をしてきて下さい。終わったらまたここで診察します。』
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