胃潰瘍で入院した時

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数日後の朝 結城は車で敬子を千倉の自宅から会社のある鴨川市に送っていた。 助手席に座ってる敬子は車を運転している結城を見て 『昨日のお粥どうだった?』 フラワーラインから和田町方面に向かってる結城は 『うん、美味しかったよ。朝も電子レンジでチンして食べたし。』 敬子はにっこり笑って 『それならよかった。今日のお昼までに昨日の夜に作ったお粥は食べちゃってね。』 フラワーライン入口の交差点を右折して和田町方面に向かってる結城は 『うん、わかった。お昼までに食べちゃえばいいんだね。』 敬子は結城の顔を見て 『絶対に間食とかしちゃ駄目だからね。ところで胃の調子はどうなの?』 結城はにっこり笑って 『何とか楽になったよ。今週末に外来で診察があるんだよな。完食はしてないから大丈夫さ。』 敬子は鞄から手帳を出して予定表にメモをしながら 『楽になってきたならよかった。それと診察の日、有給休暇が取れたら私も一緒に病院に行くからね。』 結城は敬子を心配し 『有給休暇はまだあるのかい?診察は一人で行くよ。一人で大丈夫だって。』 敬子は笑って 『まだ有給休暇はたくさん残ってるから大丈夫だよ。だから有給休暇が使えたら一緒に行く。』 ……………… 夕方結城は敬子の仕事が終わる時間に車で、待ち合わせ場所である会社の近くのコンビニまで迎えに行った。 敬子と合流すると結城の住んでるアパートに行って敬子がその日の夜に次の日の朝と昼の分までお粥を作った後に、結城が敬子の自宅のある千倉町まで送り届けていた。 朝も敬子の事を自宅まで迎えに行き会社に送り届けると言う生活をしていた。 鴨川銀行近くのコンビニの駐車場 敬子は結城が運転して来た車を降りて 『今日も送ってくれてありがとう。夜またここで待ち合わせね。』 結城も車を降りて 『うん、わかった。今日の夕方もここで待ち合わせだね。気をつけて行ってらっしゃい。』 敬子は鞄を持ち笑って 『純君今日も暇だろうから休憩に入ったらメールだすから。』 結城も笑って 『楽しみにしてるよ。』 敬子は笑顔で結城に手を振り 『それじゃ行ってくるね。』 結城も手を振り返し 『行ってらっしゃい。』 敬子は結城に手を振ったあと、コンビニの真横にある鴨川銀行に入って行った。 結城は敬子が鴨川銀行に入って行くのを確認してから自分が住んでるアパートに帰って行くのだがこの日は 今日は海でも眺めに行こうかな。家ばかりにいると体がおかしくなりそうだ。たまには気分転換でも……… 結城は母校である鴨川潮騒高校の真ん前の浜辺に向かった。
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