便利屋純一郎の朝

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『おはよう。私も健康診断の結果どこも悪くないみたいだよ。』 美和子が笑顔を見せて事務所に入ってきて結城達に健康診断の結果を見せると、結城は美和子の健康診断の結果を見て 『この夫婦の健康診断の結果、絶対に誤診だ………』 野間口は笑いながら美和子に 『今までみたいな生活でも大丈夫って事だし、また飲むぞ。』 美和子も笑いながら 『私も弘さん同様に今まで通り飲むよ~。』 中瀬はドン引きしながら二人を見て 『二人の体の中を見てみたいわ。』 敬子もドン引きしながら中瀬同様に 『私も同じ意見………』 結城は壁に掛けてある時計を見て 『さっさと現場に行こうっと………』 中瀬も結城同様に 『うん、現場に行こうよ………』 敬子はパソコンを立ち上げ 『私も仕事始めよう。』 笈甲斐は慌てて 『何言ってるの?駄目だよ、今から私が結城君に健康診断で悪かった場所を指導するんだから~。だから木更津市から来たんだよ。』 結城は笈甲斐の言葉に 『指導?面倒くせぇ。仕事行く。』 笈甲斐は結城の腕を掴み 『駄目よ。今日は指導するからね。』 結城は笈甲斐に 『って、あれは何だっ!!』 結城は指をさして言うと笈甲斐はその場所を見て 『ん?何?どうした?』 笈甲斐がその場所を見た瞬間、結城と中瀬は事務所の外に出ようとしたが笈甲斐は慌てて 『駄目だよ~。今日は指導するんだから~。』 結城は笈甲斐に腕を掴まれながら 『敬子が事務所に居るから代わりに敬子を指導してちょうだいよ。』 笈甲斐は結城の腕を掴みながら 『敬子さんはどこも悪くないから無理。さぁ、結城君はここに残って指導するよ。』 野間口は結城と笈甲斐のやり取りに笑いながら 『結城、諦めて笈甲斐さんから健康診断の悪かった場所を指導してもらえ。』 結城は笈甲斐を交わし事務所の外に出て 『嫌だね、さっさと仕事に行くんだって。』 笈甲斐は結城を追って事務所の外に出て 『駄目だよ~、指導受けてよ~。』 敬子は椅子に座りパソコンを見ながら 『暫く収集つかないだろうな。さて仕事しよっと。』 プルルル、プルルル、プルルル……… 事務所の電話が鳴り敬子が電話を取り 『もしもし、おはようございます。便利屋純一郎です。はい、はい、もちろん承ります。はい、はい、ありがとうございます。』 敬子は電話を切り、電話の横にあるメモ帳を一枚切り 『純君、中瀬さん、仕事が入ったよ。』 結城は敬子が手に持っているメモ用紙を横から見て 『仕事の内容は何?』 中瀬も敬子の横から敬子が手に持っているメモ用紙を見て 『仕事内容は何かな?』 敬子は両横にいる結城と中瀬に 『仕事内容はね………』 END………
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