駆け引き

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加藤は結城から目を背けて 『手順ではこれが最後らしいが、時計の周りについている爆弾を除去。除去する時に慎重にやらないと爆発する可能性があるらしい………』 結城は加藤の言葉に恐怖を感じ 『爆弾の除去ですか………慎重にやらないと爆発するんですね………怖いな。』 加藤は結城を心配し 『どうする?俺がやろうか?』 結城の顔は汗まみれで 『大丈夫です。俺がやります。加藤さん、外に避難してて下さい。ここは自分がやりますから。絶対に成功させますから安心して下さい。』 加藤は結城に敬礼をし 『結城君、済まん………結城元警部補、幸運を祈ります………』 加藤は外に避難し、それを確認した結城は目を綴じて 敬子、華蓮、ずっとずっと愛してるからな………敬子、俺に何かあったら後は頼むね………華蓮、真っ直ぐに育ってくれ。ママを頼んだぞ……… 結城は綴じてた目を開けて深呼吸をして よし、一か八かやるしかない………あと20分……… ……………… 居酒屋大将の店舗にあるテレビ 《番組の途中ですが、番組を変更して臨時ニュースをお伝えします。今入ったニュースによりますと館山市にある城山公園内で何者かが仕掛けた爆発物を処理中で、現場周辺では半径1キロメートルにわたって規制線を張り、規制線の中の住民は全て近くの小学校に避難させたとの事です。今、現場から中継を入れます。今、そちらはどんな状況ですか?》 《こちらは城山公園から半径1.5キロメートル離れた場所から中継をしています。今日、何者かによって時限爆弾を仕掛けられたとの情報しか入って来てません。詳しい情報はまだ何もなく、ただ確かな情報かはわかりませんが爆弾処理班が到着してないとの情報があり、これも本当かわからない情報ですが、誰かが爆弾処理してるとの情報が入ってます。》 美和子は椅子に座りながらテレビを見て 『まさかこれって………犯人は本当に時限爆弾を仕掛けたんだ………?』 中瀬も椅子に座ってテレビを見たあと敬子を見て 『凄い事になってるね………って、誰かが爆弾を処理してるってまさか………北村さんの事も聞きたいし、結城君に電話してみるね。』 中瀬はスマホで結城に連絡を入れ 『呼んではいるけど電話に出ない………』 美和子はポケットからスマホを出して野間口のスマホの番号を押して 『弘さんに電話してみるね………って、こっちも出ない………』 椅子に座った状態で敬子は、中瀬の言葉に不安を隠せず体を震わせ黙ったままうつむき目を綴じて両手を合わせて祈る様な状態で 純君………
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