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さっさと立ち上がり、何だか呆れたような雰囲気をかもしだしたまま清太は部屋を出ていった。 俺はすぐにパソコンを閉じて階下へ降りていく。 さっさとシャワーを済ませて夕飯を作ろう。いつもより少し帰りが遅かっただけだけど、清太お腹空いちゃったんだろうな。 あ、岩本はアナルパール使ってるのかな。俺にはハードル高く感じたけど、岩本はそうでもないのかな。痛くない使い方とかがあるのかもしれないな。 明日生徒会室で笑顔の練習するし、ついでに聞いてみよう。 我ながらいい案だと、気分よくシャワーを浴びてから我慢して服を着、キッチンへ行きエプロンを身につけた。 昨日はあのまま勉強だけをして寝てしまった。 アナニーにもう一度チャレンジしてみたかったんだけど、アナルパールのインパクトが強烈すぎて萎えてしまったし。今日は岩本にもう少し聞いてみて…あれ、聞いちゃいけないのかな?アナニーとかオナニーとかの話はするなって確か清太が言っていたような…。 でもでも、それじゃいつまでたっても清太の負担が減らない。 俺は勉強は出来るけど、他のことはなんにも出来ない駄目な兄だし、清太に嫌がられないよう自立目指しててもひとりじゃいい案をだせない。 岩本はアナニーの先輩だし、詳しそうだったから相談したいんだけど…。けど清太に言うなって言われちゃったしなー。清太…ふふ、昨日は俺のこと兄ちゃんって呼んでくれた。可愛かったなー清太。また呼んで欲しいな。 にまにまと含み笑いを繰り返し、学校へ行き授業を受けて放課後になった。 アナルパールはひとまず置いておくとして、今日は笑顔の練習だ。ひとりでいけるようになるのも大事だけど、陰気な兄からの脱却も大事。 清太、お兄ちゃんがんばるよ!きっと清太が自慢できる兄ちゃんになるからね!
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