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画面が切り替わり、バックで突かれて気持ちよさそうに喘いでる女優の結合部が映る。 「あ、あ、いい、入れたい、いきたい、」 画面に合わせ、腰を揺らし清太を見る。 清太はジッと俺のを見てて、その視線に射精感が一気に高まる。 「見て、見てる、清太、見て…」 「ん、いけよ。汚すなよ」 「ん、んん、あ、くうっ、」 激しく右手を動かし、清太の視線を感じたまま射精する。 左手でそれを受け止め、ゆるゆると擦り出しきる。 ティッシュを数枚抜き、清太が渡してくれるのを受け取る。 「とに、変態だな兄貴は」 「ん…俺、変態だね…」 手についた精液を拭き取り、イヤホンを外し立ち上がる。 「きもちよかったあ…シャワーしてくる。出たらすぐ夕飯にするね」 「DVD止めていいの?」 「うん、ありがとー清太」 シャワーで下半身を洗い、ご機嫌でリビングに戻る。 「今日また何本か頼んだんだあ」 「また?よく飽きねーな」 「清太にはわかんないよねえ、エロビのよさが」 清太は中学のときからビデオより本物派。俺はたぶん、生身の女の子とか抱けそうもない。話すことも困難なのに、その先とか…いつかしたい。 「俺きっと、初体験はプロのお姉さんになる気がする…」 「はいはい。そんときまで俺に見ててとか言わないでよ?」 「うっ」 鍋のカレーを温めながら、胸を押さえる。 「じ、自信ない…」 「さすがにそれは嫌だからな」 「けど俺、清太が見てないといけないし…」 「…まあ、あ、前立腺知ってる?」 鍋の火を止め、食器棚からお皿を取り出す。 「性感マッサージとかの?あれってアナルに指入れるんでしょ?」 「知ってんじゃん。誰でも勃つらしいよ」 へえ。 「きもちいいのかな」 「いいみたいだな。今日クラスの奴がいいって言ってた」 ふうん。お皿にご飯をよそい、カレーを注ぎダイニングテーブルへ置く。冷蔵庫からサラダを取り出している間に、清太がスプーンと箸を出してくれた。 「つか兄貴、飯のときくらいなんか着ろよ」
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