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言いながら、俺のお尻を軽く叩く清太に口を尖らせる。 「だって裸のが落ち着くんだよー」 「ほんっと変態だな。兄貴には一生彼女無理。ぜってー無理だな」 イスに座り、さっさとカレーを食べ始めた清太の向かいに座る。 無理かなあ。でも裸族の女の子もいるかもしんないじゃん。 「なんだよ、自分が彼女いるからって…」 「あ、こないだの別れた。つか友達とか彼女呼んでるとき、その変な髪型やめろよな」 「ええっ、あの巨乳ちゃんと別れたの!?なんでっ」 清太には珍しく肉感的な女の子だったのに。あ、まさかトイレに行くときニアミスして会っちゃったから? 服は着てたけど髪型は…うう、こんな暗い兄がいるのが嫌だったのかな。 「いつから巨乳好きになったよ」 「や、清太には珍しいタイプだったから…。今度から部屋から出ない…大人用オムツ買っとく」 一度オムツでおしっこしてみたかったし。 「…別にそこまでしなくていいよ。学校んときみたいに前髪おろしてりゃそれでいい。オムツとか買うなよ」 なんかの掲示板でオムツオナニーが癖になるってあったよなあ。でもオムツしてたら清太から見えないよな。 「兄貴?聞いてんの?」 「オムツしながらじゃいけそうもないよね」 「…やめれ変態」 「でもほら、彼女できない身としてはオナニーするしかないわけで、バリエーションは増やしたいって言うか」 「前立腺にしとけ。話聞いてたら、あれなら俺が見てなくてもいけそうだし」 空になったお皿を手に、清太は立ち上がった。 あ、そういうことか。…そうだよな、いくら清太が優しいからって、いつまでも俺のオナニー見るなんて嫌だよな。 うん、いつまでも清太に甘えてちゃダメだ。 流しにお皿を置き、二階へ行く清太の背中を見つめる。 がんばって一人でもいけるようになるからな。今までごめんね清太。兄ちゃんがんばる! 洗い物をしてから俺も自室へ引き上げた。さっそく前立腺を調べ、動画をチェックし…絶句した。 ゲ、ゲイビばかりなんですが…俺にどうしろと…。
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