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一方、自分の隣にいる雨宮は。
「こんにゃく……!? それは盲点だった!!」
目から鱗のプレイを聞いたとばかりに、大興奮だった。
「課長っ」
「断る」
出鼻をへし折ろうと即断するが、雨宮は目をきらきらと輝かせて言った。
「大丈夫です! 手錠かけて動けなくしてからしますから、課長の許可は要りません!」
「いや待て!! 要るだろ!?」
もうだいぶひどいので、再度、徳利を取り上げる。雨宮はもう取り戻そうとはしない。やはり酔っているようだ。
「いいじゃないですかっ。こんにゃくなら、潮吹きと違って体の素質は必要ないんですから!」
「素質じゃなくて、私の意向を尊重してくれっ」
「わかりました! それじゃ、課長が忘れた頃に俺が隙をついてしますっ」
「なんの問題解決にもなってない……!!」
「そんな嫌がらなくても、こんにゃくを俺だと思って……」
「こんにゃくの何がどう君なんだ!? もはや、たんぱく質ですらないだろうが!!」
フルコースで黒田がツッコんでも、もはやジェットコースターに乗っている雨宮は止まらない。今度は自分のターンだとばかりに綾斗に向き直った。
※お試し読みはここまでです。続きは、あらすじ欄にあるKindleのリンクからご覧ください。Kindle Unlimited対象です。
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