秀一と琉生

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目が覚めると 誰かに抱きしめられてるのが分かり、誰か分からず一瞬 身体が強張ったが、すぐに秀一と分かりホッとする。 あ………僕 昨夜あのまま寝ちゃったんだ……。ん?………身体がベタついてない……ってことは………綺麗にしてくれたんだ……。 ありがとう と声には出さずお礼を言い、朝食の準備をしようとそっと腕の中から抜け出す。 つっ!!…… この鈍い痛みと腰の怠さは……秀一と繋がった証……それさえも愛おしくなる。 ひとり顔を綻ばせながら脱ぎ捨てた服を着てキッチンへ。 ♪~♪~~ 「おはよう。ご機嫌だな」 「!!びっ、くりしたあ………。 ///お、おはよ……。もうすぐ出来るから、ね……」 鼻唄を聞かれるとか!!////は、恥ずかしいんだけど!!? 「琉生、今日どっか行く?それともイチャイチャする?」 「ブッ……んぐっ………ゴホッ……ゴホゴホッ………」 ごはんを食べ始めて、秀一の言葉にびっくりして食べてたごはんが喉に詰まり急いでお味噌汁で流し込む。 「プッ……くくっ。大丈夫か?」 「ん……はああ……びっくりしたあ。……もう!イチャイチャって///……… 秀一は何がしたいの?」 「俺は、イチャイチャ」 真っ直ぐ目を見て言われて、恥ずかしいけど頷いた。 さすがに身体は繋げなかったけど、ずっとくっついて…時々キスをした。借りてきた映画を観たりして過ごした。 夜ごはんを食べ、今日と言う日が終わりに近づく。 秀一が帰る時間になり、別れが寂しく感じるのは今まで以上で……それは、恋人になったからなのか………。 次の週末までの別れなんだけど、濃密なこの二日間だったから………。 おやすみ の言葉と キス、そして、次 会う約束をして秀一は帰って行った。
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