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泣きやんだ僕と秀一とビールで乾杯した。
今度こそ 恋人として…。
ビールを呑んでるからか、恋人として秀一と居られるから高揚してるのか……身体がふわふわして………熱い………。
ボーッとしてたのか、いつの間にか机の上は片付けられていて、気付けば秀一が目の前に居た。
「琉生……」
頬に手を添えられて 優しくキスをされ、目を閉じて酔う。
手を取られ僕の寝室に連れていかれる。
「琉生………好きだよ。…………いい?」
ベッドに押し倒され、秀一の僕を欲してる熱い目を見て 意味が分かった。
恥ずかしいし……怖いけど………僕もそうしたいと思ったから 頷いた。
「しゅう………」
僕も秀一の頬に手を当てキスをねだる。
触れるだけのキスから深く………。
好きが手を通して伝わる。
男の秀一を好きになって 男同士のソレについて調べた。びっくりして…怖くなった。
なのに………初めての行為なのに……怖いはずなのに……秀一の優しく僕に触れる手を感じて怖くなくなった。
優しく触れる手……唇、身体中弄られ……愛撫され………感じて…………。
少しの痛みと気持ちよさと高揚感。
僕は感じるままに声を上げ、揺さぶられた。
「んっ………ふぁ……っっ!………しゅっ………あっああっ!!」
「琉生 琉生 ………ああ……すげえ 綺麗だ 琉生……好きだ……」
僕も秀一もお互いを感じて………これが、幸せなんだと……心が 満たされた…。
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