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「じゃ、じゃあ!神様なんだったら、何か証拠見せてよ!」
「む?ふむむ。では、我の術を特別に見せてやろう!行くぞ!草木の精霊よ、大自然の欠片の者たちよ!今こそ我に力を!でりゃあああ!」
あれだけ厨二なこと言っといてまさかの技名なし!?
しかも掛け声「でりゃあ」って!
とツッコむことは出来なかった。
たちまち女の子の周りからジャックと豆の木みたいなツルが一斉に生えてきたからだ。
が、女の子が腕を一振りすると、全部一気に消えた。
「え、嘘、何今の!凄いんだけど!手品!?」
「ふはははは、手品などではない!我の力である!」
決めポーズをとる女の子。
ついさっきまではイタい厨二病患者にしか見えなかったけど……なんかカッコいい!
「そ、それじゃあさ!私、商店街の宝くじで一等とりたいの!私が一等買えるように出来ない!?それか、私が買った宝くじが一等になるように訂正とかできない?」
「よかろう、その願い我が叶えてやる!楽しみにしているがよい!ふはははは!」
高笑いすると、たちまち女の子は消えた。
えー!
凄い凄い、本当に神様ってことかな!?
私はルンルンしながらくじを買いに行ったのだった。
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