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プロローグ
神部楊子(39)
物心ついた時には佐世保の養護施設にいた。
そこで兄妹みたいに育った
秋桜を殺した犯人を探し出し
復讐するためにセラピストとなった。
秋桜は俺にとって血の繋がりのない家族で
最愛の女性だった。
俺にとってなくてはならない存在だった。
あの梅雨の激しい雨の中
ガード下で無惨な姿でーーーー
俺の前から突然、姿を消した。
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