特別回1

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特別回1

今回の特別回は結局熱くなってしまい、最後に「エブリスタで全く自作が読まれないということはないですよ!なぜなら・・・。」ということを言いそびれてしまった。芸人ならネタが飛んだとでも言うのだろうか。 今回はフォロー数とフォロワー数の関係をABCDの4つのタイプに分けて考えた。詳細はアーカイブをご覧いただけたらと思う。 他の小説投稿サイトですでに名を上げているというのならともかく、そういった強みがない限りは、エブリスタで自作が定期的に読まれ、更新する度に適度に反応が返ってくるようになるために、まずはある程度のフォロワーが必要だ。 これは車のエンジンに例えると、モーターが回転し出したら自由に走り回れるのだが、そもそもモーターを回転させるために点火する必要がある。最初に自分のフォロワーになってくれる十数名の方たちは、この点火の役割を担ってくれていると言えば想像しやすいだろうか。 では、「エブリスタで全く自作が読まれないということはないですよ!なぜなら・・・。」の続きを話そう。 自作を中々読んでもらえずほぞを噛んでおり、何とかして多くの人に読んでもらいたいと強く思っているのなら、タイプAの1になるつもりで戦略的に動くのもいいかもしれない。 もちろん読者を増やし続けるためには、前提として作品が興味を引き付けるだけの出来であり、また短編小説と長編小説の数のバランスも大事であることは言うまでもない。 フォロワーが増える度に何かしらつぶやき、それに対する反応の大きさを継続して見ていく等、計画的に行動していけば確実に自作が読まれる機会は増えていくことだろう。 つまりドライに、戦略的にタイプAの1になればそんなに労せずして確実にフォロワーは増えるかもしれない。だが、このように無機質にエブリスタを攻略するのは、はたしてどうなのかという懸念も大いにある。 ロボットでもない限り、ここまで極端に経営者目線でエブリスタをやっている人は多分いないのではないか。 なぜならフォローフォロワーの関係というのは、すなわち人間同士の関わりだからだ。これまで書いてきたことは、行き過ぎると自分の利益だけを求める冷徹な行為になってしまう。 相手にだって心があるということは、ネットだからこそ絶対に忘れたくない事柄だ。 ちなみに私が仲良くさせてもらっている方々は、もれなく気立てが良く、量の多少はあれども意欲的に他者の作品を読んでいて、その姿勢は常に見習うべき手本として私の(えり)を正してくれている。 私は今年の始めはアルファポリスに(せき)を置いていた。2週間ほど居て、全く読まれないので辞めたのは配信で言ったとおりである。 その後エブリスタに来て、やはり2週間誰にも読まれなかった。 このときに私はタイプAの1になるかどうかかなり真剣に悩んだが、結果的にそれは止めた。どうも私がタイプAになると自分が健全でなくなる気がしたのだ。 私は見ず知らずの人に声を掛けるというようなことを平気でできるし、痛い、脱ぐ、コーヒーカップに乗る以外のことなら恥ずかしいことでも案外できる。 結局私がエブリスタで選んだ方法はそれである。 すなわち、SNS など今までやってこなかったしコツもわからないので、現実の暮らしと同じように、エブリスタという町で生活しているつもりで楽しむことにしたのだ。 さて結論を言おう。エブリスタにおいて自作が全く読まれないという事態を、自らの力で打開する方法は間違いなく存在している。しかし、必ず相手のことを考えながら打算的にならずに、自分に合った方法で楽しみながら創作活動に勤しむことが、結局のところもっとも大切だと私は思うのだ。 文字にしたらこんなに長くなった。配信での言い忘れは痛いということを、この回を書くことで身をもって知った。
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