16人が本棚に入れています
本棚に追加
Prologue
私は汚れている。
体は流させた血と、命を奪った自らの行為で。
心は未来ある命を絶つ、哀しみと自らの冷酷さで。
殺す為の技術と精神、それを教え込まれてから五年……幾つもの仕事をして、その度に幾つもの命を奪ってきた。
仕事の後は、いつもこうしてシャワーを浴びる。見えない血を洗い流したくて……。
私はあと何回、こうして見えない血を洗い流さないといけない……?
最初のコメントを投稿しよう!