銀行強盗

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アメリカ西部の地方都市。中心街には高層ビルが立ち並んでいる。 目当ての銀行は、そんなビル群の中にある。 平日の昼間、客はまばら。 3人の男が入り口から入ってくる。 1人は赤い覆面。痩せているが筋肉質。タンクトップにジーンズ。 1人は青い覆面。背が高い。きっちりスーツを着ている。 1人は黄色の覆面。背は小さく、若そうだ。Tシャツに短パン。 3人とも手には銃が握られている。 3人は一直線に窓口に近付くと、それぞれ、窓口にいる受付嬢や客に対して銃を向けて叫ぶ。 「動くな。手を挙げろ」 「大人しくしていれば、危害は加えない」 「俺たちは銀行強盗だ」 3人の思惑は同じだった。 「ピンクをものにするのは、この俺だ」
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