淡い色

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淡い色

私は結局何も変わってなどいなかった。 貴方を忘れると決めたのにいつまでも忘れられないままでいた。 スマホを見ると君から連絡が来てないか真っ先に確信してしまう。 君と話すだけで浮かれて何も手がつかなくなってしまう。 ほら、君を好きでいた時と何が変わったんだよ。 口だけで私は何も出来ていない。 私は重い人間なのだろうか。 こんなにも君が好きで愛している 貴方に恋をしてから私は変わった。 なんでも出来る人だと思われたくて苦手な掃除を頑張って早寝早起きを心がけていた。 朝は君にLINEでおはようと挨拶をするのが楽しみで早く起きすぎて二度寝しちゃったりそんなドジを何回もした。 嫌なことがあっても貴方と話すと癒されてニヤニヤと笑みが自然と出た。 他の人と仲良さそうに話す貴方にヤキモチを焼いたり話せなかった日は悲しくてモヤモヤとしていた。 貴方に恋する前に戻れたなら あの気持ちを押しとどめることは出来たのだろうか 貴方を好きにならなかっただろうか。 好きな人に告白した貴方に心からすごいねって言えたのかな。 心から貴方と貴方の好きな人が幸せを望めただろうか。
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