短編集~プリズム 青紫の小さな花園

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 公園の入り口にあった案内板を見ると、きちんと花の名前が出ていて、目的の場所がすぐに分かった。  「ここだね。出てる」  「へぇ、名前ついてるんだ」  偶然、ネットで見つけた。その花は前から知っていたけど、本物を見た記憶がない。だから、きちんと見てみたかった。  「いいよね。これだとすぐに分かるから」  (うなづ)いて、二人でのんびり歩きだした。
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