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クラブ結成
「初めてまして、ようこそ男子バスケ部へ、キャプテンの三年、司馬巽です!顧問も変わりたてで、2、3年も四人しかいないんで、6人も新入部員が来てくれて嬉しいです!」
キャプテンの挨拶にびっくりした
この辺はバスケ部のレベルが高いと聞いていた
だから勉強したい情報学部のあるこの学校を選んだのに聞いてない!
まず顧問変わったってやばい気がする
それだけでなく、先輩が四人しかいなくて?しかも四人中三人めっちゃ小さいし…
「えーっと、何言えばいーの?瞬?」
「えー、知りませんよ、そんなもん、ポジションと身長とか?あと得意なこととか?」
「なるほどね!えー、高校からバスケ初めてました!えー、ポジションは一応ガードですが、ドリブル苦手です!身長は158です!チビとかゆーなよ?えー、得意なのは声で盛り上げることです!ってことでよろしくな!後輩!」
え、ちょっとまって
ふざけてるじゃん
ガードでドリブル苦手とか
しかも声で盛り上げるのってベンチじゃん!
「じゃあ次2年!自己紹介しよう!」
「2年、椎名、京星、身長、180、ポジションは、センターか、フォワードです。よろしく、お願いします」
「京は、あ、俺ら椎名のこと京って呼んでんの!2年だけど副キャプテンだから俺に聞きにくいこと有ればこいつに聞けな!」
あ、ちょっとまともそう
ただ静かとも言うかもしれないけど身長高いし
「まぁキャプテンが頼りないっすもんねー」
「賢いのにバカですもんねー」
「そこ!2年!うっさい!早く次!」
え、待って待って
先輩のことおちょくりすぎじゃない?
「はいはい、2年、三浦瞬です!えーっと?身長が161で巽くんより高いです。ポジションは特に決まってないけどスモールフォワードかな?走りには自信があります!よろしくな!後輩!」
「おい!先輩のかっこいい決め台詞パクんなよ!しかもちょいちょいおちょくってきてんのか?」
「え?本気でかっこいいと、?思って?たんすか?
」
「えー!マジ?ひいちゃうひいちゃう!」
「うるせ〜!早く次!」
待って待って待って!
ツッコミどころ多すぎ!
まず先輩おちょくりすぎ!
それに巽くん!?くんで呼んでんの?
「ったくしょうがない先輩!神宮寺尚人、二年です。モテモテです。ポジションはシューティングガードです!まぁ気楽にやろうぜ!よろしくな!後輩!」
「先輩をおちょくるんじゃありません!1年、一応こいつは一番うまい、そして喧嘩強い、気おつけろよ!」
「じゃあ、早く一年生のことも聞きたいな?先輩!」
「言われんでもわかってるわ!じゃあそこの右の子からお願いできる?」
あ、俺か、
「久遠桜介です。身長は170で、ポジションはポイントガードです。一応小学校の3年からバスケしてます。よろしくお願いします。」
「久遠くん!よろしく!もっと気楽にしてよ!えーっと、オウスケって漢字でどう書くの?」
「え?あ、桜に、簡単な介です。」
「じゃあ〜!桜でいっか!はい!次の子!」
え?あだ名つけてんの?
何このクラブ
「一年、久我葵です。188で、センターです。中学では、県3位でした。よろしくお願いします」
「久我くんね!瞬!なんて呼ぼうか?」
「えー?普通に葵でいいんじゃないのですか?それがアオにするか?」
「アオにしよう!はい次の子!」
いちいちコメント入れるんだ
てか久我くん知ってるわ
なんでここにきたんだろう?
「神崎柊斗、174でパワーフォワードす。よろしくお願いします」
「神崎君は決めた!柊くん!絶対これがいい」
え、神崎くんも久我くんと一緒のチームのエースじゃん!同級生やばいかも
「なんでもいーから次いきましょう」
「あ、はい、えーっと、世古白翔です。身長163、ポイントガードです。葵と柊斗と同じ学校でした。よろしくお願いします」
「世古くんはー、白翔でいっか!かっこいい名前だね!さー、次行こう!」
世古くんもすごい人だ
え?やば!
「北矢春歩、160で、フォワードっす。お願いします」
「春歩くんか!いー名前!」
「下の名前で呼ばないでください」
「巽くん!じゃあ北くんは?」
「いーじゃん!そーしよ!」
あの子は知らないなぁ?
身長低いし補欠かな?
「天馬裕、初心者です!身長は174です。迷惑かけないように頑張るのでよろしくお願いします!」
「よろしくな!裕くん!じゃあ体育館に移動しよーぜ!今日は何したい?一年!」
「ミニゲームはどうですか?先輩の実力知りたいんすけど。」
おー神崎くん、言うねー
「期待するほど上手くないし、初心者の子もいるから組み替えしながらの3on 3でどうかな?」
「ありがとうございます。しましょう」
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