実力

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Bチーム 巽「京、どうしたらいいのかな?」 京星「白翔、くんは、ガード?」 白翔「あ、はい」 巽「じゃあ俺と白翔基本ガードで!」 京星「裕、くんは、自由に動いてみて、」 巽「じゃあ京が裕のカバーに入って、柊がガンガン点取りに行く感じかな?」 白翔「あの、マークとかは?」 巽「練習見た感じだとー、てか一つ言っとくと、尚人めっちゃうまいからね?本気出したら」 京「うん、だから、巽さん、お願い,します。僕、葵くん、いくんで」 白翔「身長でいくと柊が桜介くんかな?俺が瞬さん」 京星「あの、瞬に、裕くん、で、いいと,思う」 白翔「そうですか?じゃあそうしましょう」 京星「裕,くん、みんなでカバーするから、デビュー、戦、楽しんで!」 裕「ありがとうございます!」 試合が始まった 葵と京星によるジャンプボール 葵が瞬のいる方へ弾いた 瞬「尚人!決めろよ!」 尚人「任せんしゃ〜い」 巽「うわー、それずるいだろ」 ボールを持った瞬からすぐに前にパスされる スリーポイントラインよりもさらに2メートルほど離れたほぼセンターラインから放たれたシュート 1年生は全員驚いた 普通こんなことしない 離れたところから打たれたように見えない綺麗な回転のかかったボールはそのままリングに吸い込まれるように入っていった 桜介「ナイッシューです!ナオさん!」 尚人「ああ!さくらちゃんいーパス頼むな!」 そこからもいい勝負だった 葵は長身を生かしたリバウンド そしてフックシュートはなかなか止まらない さらに桜介のガード力 先輩がチームにいるが、初めてチームになったと思えない声の出し方 ポイントガードとしてチームをリードし、さらにはリバウンドやディフェンスもすごい 桜介からの絶好のパスをもらった尚人は止まらない!尚人は性格や見た目と違って綺麗なプレーをする 最初に見せたシュートはまぐれだが、恐ろしい成功率と綺麗なフォームから放たれるスリーポイントシュート、からの動きも一流 シュートフェイクからのパスをうまく受け取る春歩 小さい身体で果敢に中へ切り込んでいく 春歩はボールをもらった後の行動がすごく早く、ドリブルも細かく独特のリズム 桜介のパスをアシストしているのは瞬 パスの中継となり、スクリーンをかけに行ったりする あと試合の流れも読んで、簡単な指示なら出す Bチームだって負けてない 白翔、柊斗のコンビネーション 白翔は攻め気と視野の広さを利用し、パスを捌く いけるときは単独突破もする それを受け取った柊斗 ぶつかりながら切り込む春歩とはまた違う軽々としたプレー スリーも打つし、リング下でも活躍する ディフェンスの要の巽と京星 二人の無難で目立たないが確実にチームを支えている 巽が声を出すとチームも盛り上がる さらに裕はセンスがいいのかいる場所は悪くない シュートも二本決めた 白翔「あの、失礼なんですけど、先輩達思ったよりもうまくないですか?」 巽「そう?嬉しいね!瞬!」 瞬「そっすね!」 柊斗「なんで今まで勝てなかったんですか?」 尚人「そもそも人数四人じゃ無理だからな」 葵「しかも体力凄くないですか?」 今ほとんどの1年生はばてばてだが、先輩四人は平気そう 桜介「それ思いました!なんでですか?」 瞬「そーゆーさくらちゃんは俺らより動いて、全然しんどそうじゃないけどねー」 桜介「体力はあるんで!」 葵「さくらくんの体力は中学が強豪だから?」 桜介「いや!元から!」 巽「すげーね!」 京星「そろそろ、帰る、準備、しなきゃ」 そうして初日が終わった
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