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〜チャンミンの想い〜
”愛し合う為”に、ジェジュンに跨がり胸の突起に吸い付いた
けれど、目を覚ましたジェジュンに突き飛ばされ、あえなく撃沈
やる気MAXなユンポもがっくりと項垂れた
静まり返った部屋
ベット脇に落ちてるワインボトルを拾い上げ、キッチンに向かった
ダイニングテーブルには、食べかけの料理と空のワインボトルが、そのまま置きっぱなしになっていた
「ジェジュン…料理もするんだな‥」
その食べかけの料理に手を伸ばす
「ん…旨い…」
冷めているのに、どこぞの一流レストランにも負けない味だった
尚更、ジェジュンが欲しい
どうにかして、手に入れたい…
こんなに心から欲したのは、ジェジュンが初めてかも知れない
今まで、欲しいものは必ず手に入れてきたし、手に入れられないものはなかった。そんな見えないプライドのようなものもあったのかも知れない
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翌日、チャンミンはいつも通りのチャンミンで、昨日の事には触れてこなかった
だから、俺もいつも通り接していたんだ
だから、油断した
「ヒョン‥今日、飲みに行きませんか?たまには‥女の子抜きで‥」
「‥そうだな」
親睦を深める為にも、たまには男二人でもいいかも知れないな
なんて、あまり深く考えてなかった
今日は、女の子の好きそうなこ洒落たバーじゃなくて、大衆居酒屋
男二人だし、たまにはこう言うのもいい
「ヒョン‥やっぱり、最近変わりましたよね?」
「‥そうかな?」
「ええ。なんか、こう‥色っぽいと言うか…」
「‥き… 気のせいじゃないか?」
「いいえ…そんなハズはありません‥例えば・・ほら…そこ!」
「え…」
チャンミンの指差す方を見ると、緩めたネクタイとワイシャツの隙間から、いつの間に付けられたのか?がっつりキスマークが…
「うわっ!」
俺は慌ててネクタイを締め上げた
「フフ‥ヒョン、わかりやすっ!!」
「こら!年上をからかうなよ!」
「別にからかってなんていませんよ?お?ただ‥ 今まで女遊びしてても、そういうの付けてこなかったヒョンが‥ねぇ‥ 本命なんですか?その人‥」
「ナイナイ!絶対ない!、、、本命なワケないだろ?あんな奴…」
「そんなに全力で否定されると、余計に怪しいですよ?お?」
「…………………」
「それ、つけた奴に妬いちゃうな、僕‥」
「お前… 何いってんだ?酔ってんのか?」
「酔ってなんか、いませんよ‥」
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