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2020年 春
今は令和2年の4月下旬である。
日本の某地方都市に住む私の生活は今も昔もあまり大差ない。
日本がかつての経済社会を維持出来なくなって早2か月が経とうとしている。
日本中、新たな流行病の登場で大騒ぎだ。テレビをつければニュースやワイドショーはその話題一色。
外出にも制限がかかり、学校も休校。
これは緊急事態だ。
でも、私にとってはそれまでの生活と大きく変化はない。
何故かって?
私はもう10年近く半径2〜3キロの生活圏で生きているからだ。
この街は長閑で自然も適度にあり、毎日あくせく循環している都会の在り方とは真逆のように感じている。
それもあってか、慌ただしいだけの都会的暮らしとは縁がなかった。
日本は緊急事態だというのに…
のんびり暮らすことに慣れている私にとってはあまり変わり映えがしない生活だった。
これはそんな私が、私鉄単線しか走らないこの小さな地方都市の郊外で、今ミチを生きる者として感じたことを書き留めたものである。
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