2020年 春

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最近まで、私は自分の考えってやはり浅はかなんだろうか?自信がなかった。 世の中的には、お金ってあればあるだけ、グローバリズムって突き進めれば進めるだけいいって感じの思考が世界のスタンダードだった。 でも、コロナや原発事故で人間はそれが正解とは必ずしも言えないんじゃないかと薄々気付いている人もいるのではないだろうか? 私自身、原発事故以来、それらのニュースや選挙などそれなりに意識して、チェックするようにはしていた。だが、まだまだ経済活動の恩恵で生きている身としては、経済活動からの脱却が一番とは思わない。 でも、専業という立場や10年前の出来事もあり、これからの時代や文明の進展に過剰に成長した経済を見直す必要性については自身も感じているし、世界的にも論じられる大きなテーマとなるだろうと思っている。 とくに、グレタ・トゥーンベリという女子高生がきっかけで一大ムーブメントになりつつある気候や温暖化の問題。 一見コロナとは関係なさそうで、この異常気象の多い時代に感染症が蔓延するのは、歴史を見ても明らかだ。 そして、コロナ問題が図らずも彼女達の活動を後押しすることになるんだろうなと見ている。 私自身は、環境問題にそこまで詳しいわけでもない。でも原発事故以来、環境や食料自給の問題、水道法や種子法改正など日本の資源がどんどん粗雑に扱われている事実は見逃せないと思っていた。 だから、彼女達の活動に全く賛同出来ないわけじゃないが、世の中を見ても右も左も経済活動に余念のない状態では、あの抗議運動が真摯に受けとめられないだろうと感じていたし、実際コロナ以前はそのようだった
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