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こげ茶に黒のしまもよう
だけど、胸や お腹はまっしろ。
キジシロ猫のテオは、大きな大きな男の子。
二本足で立って 前足を伸ばせば
大人のフユの おへそに届くくらいに。
テオが気づいた時には、もう
フユの 両手の中にいました。
それは、大きなテオが
まだ 小さな小さな頃でした。
にゃーん、と 鳴くと
フユは おでこにキスをしました。
それから 二人は、ずっと 一緒にいました。
暑い夏は フローリングに寝そべって、
寒い冬は毛布にくるまり くっついて。
新しい おうちに お引っ越しをしても
雨の朝も、風の夜も、ずっと 一緒。
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