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「胸に巣くう鬼」
こんな時が来るなんて
思ってもなかった
自分ひとりくらい…
なんて が許されない世界
当たり前の日常は
当たり前じゃなくて
自己管理能力
ってやつが むやみやたらと
無言で試されているような
恐ろしい時の中にいる
だって そうでしょ?
私がやったことで
私だけが最悪 死ぬ
だけじゃなくて
見えない爆弾は 私の知らぬ
何処かの誰かを殺すし
何処かの知らぬ誰かの
爆弾に殺されるかも しれない
爆弾は見えないのに
誰かの胸に巣くう
鬼は形となって
私は逆に鬼を隠して
人の鬼見て鬼を恐れて
架空に作られた
「鬼を滅する物語」を
手に取って思うんだ
どうかどうか
私を誰かを
混沌とした世界を
早く救ってください
…なんて ね
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