想い人

1/1
前へ
/16ページ
次へ

想い人

桜の花弁が ヒラリ――ヒラリと 舞い散り 淡く優しい香りが鼻腔を擽る そっと耳元で声がした。 『私を忘れないで』と それは切なく儚げな記憶の欠片。 遠い異国の地に咲く、切なくも儚い愛の花の花言葉―――。 桜に秘めた優しくも深い愛は永久に。
/16ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6人が本棚に入れています
本棚に追加