3人が本棚に入れています
本棚に追加
/7ページ
最後に
章を跨いでしまいましたね。長くなったので二つに分けました。
さて、放射線の話です。
放射線、と言えば原爆、或いは原発事故ですね。2011年以降、これがどうやら人体悪いということで、放射線量を測って、ここは危ないやら、これはまだ汚染されているやらニュースでも度々やっていたと思います。
確かに危険なものです。しかし、では何が危険なのか。ここが重要です。
放射線は遺伝子、遺伝情報体たるDNAを破壊します。怖いですね。しかし、じゃあ破壊されるとどうなるの。それは、細胞分裂が起きなくなるのです。
人の場合は新しい皮膚、新しい髪、新しい骨。身体のありとあらゆるものの新しいものが生まれなくなる。その結果が原爆症というものです。
髪が抜け、皮膚がめくれ、また新しい皮膚が出来なくて傷が治らず、内蔵が弱り、骨がボロボロになる。亡くなった後荼毘に伏すと、骨すらまともに残らない。
また、癌も出来ますね。癌はDNA異常の病気。これらは全てDNAが壊れたから。そしてこれらはエネルギーの高い光の力です。げに恐ろしきは光、ですね。
さて、ここで紫外線に話を戻します。紫外線は放射線ほど強いものではありませんが、それでもDNAを損傷させる力は持っています。人の場合は皮膚にメラニン色素を生じさせることで身を守ることが出来ますが、微生物はそうはいきません。ウイルスもまた然り。
ここに紫外線の殺菌・消毒作用があります。そしてその紫外線は太陽光にも含まれる。
太陽光には消毒効果があるなんて、とても当たり前の話です。けれど少なくとも私は失念していました。思い返してみるとクラスターが発生したとされるのは、居酒屋などの飲食店や、屋内ライブハウス、K-1会場、そして病院内。どれも屋内です。
もしかしたら屋外のクラスター発生の例もあるかもしれない。私が見落としているだけかもしれませんが、一考の余地はありそうです。
また屋外は三密が成立しづらいですね。対策として換気をしなければいけないと言っても、屋外であれば常に換気状態。これらを考慮すれば、コロナ対策の仕方もまた変わってくると思います。
けれど油断は禁物。太陽光で消毒するには数分の時間がかかる。そんなときにマスクも付けずに近距離で井戸端会議なぞ開こうものなら、途端に感染リスクが爆上がりします。理由は、前稿含めここまで読まれた方ならお分かりかと思います。
あくまでこれまで得られた情報を精査した上で行動されることをオススメします。
では最後に。
私の個人的な見解ですが、今回の世界的騒動の初期から日本においては感染者が確認されていたにもかかわらず、現在においても世界的には感染拡大が食い止められている国となっています。
何故か。国民の意識が高いからとか、マスクをする習慣があるからとか、色々な方の意見が見受けられますが、私は交通機関でのマナーだと思います。
以前聞いたことのある話では、中国では満員電車の中で、既に座っている人の膝の上に座る人がいるそうです。その上で口論するとか。これは極端な例かもしれませんが、多くの外国人が日本の電車に乗った際に、あまりの静けさに驚くというのは聞いたことがあると思います。
電車等の交通機関においてのみならず、初対面の人とハグはおろか会話すら交わさない日本人は多いでしょう。
これはグローバル社会においては異端なのかもしれませんが、今回は功を奏したのではないでしょうか。
また、電車内は換気されています。法規制の対象なのかは分かりませんが、日本の建築基準法では、人がいる空間ではそれに見合う換気回数が指定されています。
換気回数、つまりはその空間の空気を一定期間内、例えば一時間毎に部屋の空気をまるごと何回交換するか、ですね。
私が利用しているのはJRだけなので、他がどうなのかは正確には知りませんが、電車内は換気されているはずです。つまり、日本においては交通機関が感染拡大に寄与しなかった可能性があるわけです。このことも、コロナ対策として考察に加えられるかと思います。
世間では緊急事態宣言の延長が決まりました。ニュース番組を見ていると、あとどれだけ続くのか分からないと、不安の声を上げる方が多くいらっしゃいました。
けれど残念なことに、皆が皆、きちんと対策を講じていれば、前回の緊急事態宣言だけで収まったのです。今回のコロナウイルスは潜伏期間が二週間。ということは理論上、しっかり対策をしていれば、二週間で新たな感染者はゼロとなったということ。それが収まっていないのは、一重に「残念ながら対策になっていない対策」をされている方がいるということ。
国民全員が感染するまで収まらないという方もいらっしゃいます。けれどそうでもありません。ワクチンが出来れば済む話です。
ワクチンだって出来ないかもしれないという方もいらっしゃいます。SARSやMARSだって未だないんだからと。けれどそうでもありません。ワクチン開発にはお金がかかります。莫大なコストをかけて作っても、見返りがなければ作れません。SARSは既に収束しており、MARSは未だありますが致死率が高過ぎで感染拡大には至らない。
しかし、今回のコロナウイルスは違います。爆発的に感染が広がり、世界中が悲鳴を上げています。今、ワクチンが出来たとなれば、どこの国だって買ってくれる。インフルエンザにだってワクチンがあるのです。インフルと似た致死率と感染力を持つワクチンを開発しないわけがない。(ノロウイルスのワクチンがないのは、上手く単離出来なかったとか、そういう理由です)
新型コロナウイルスが湿度と温度に弱いのなら、恐らく夏になれば収まるでしょう。けれどその場合、この流行は次の冬にもやって来る。今回は中国発でしたが、今度は全世界発です。その時に、また何となく対策を講じていると、文字通り命がいくつあっても足りません。ワクチンは早ければ今年度中にも出来ると思いますが、あくまで「早ければ」。間に合わなかった場合の手を考えておく必要があります。
今、世間は一寸先が闇に包まれています。とはいえ遠くに小さく希望の光も見える。けれどそこに行き着くまでに落とし穴がないとも限らない。
知識は言わば懐中電灯のようなものだと思っています。暗い足元の段差や窪みを照らしてくれる。近道なんてありません。空も飛べない。ただ一歩ずつ進むしかない。
この時、出来るだけ大きな、クリアな光を放つ懐中電灯が欲しいものです。自分の大切な人達を守れるくらい、大きなものを。そう決意を新たにし、天照大御神の御加護を信じ、本文の締めといたします。
ご精読ありがとうございました。今後のあなた様の闘いの、少しでも助力になれば幸いです。
最初のコメントを投稿しよう!