3章

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配信を見終わり、10分位したところで珍しく、松から連絡が来た。 〈ね、優子って来週の同窓会行くの?〉 〈行くよー〉 〈じゃあさ、その後は時間ある?ちょっと相談があるんだけど〉 〈大丈夫だよ、珍しいね、松が相談なんて〉 〈んー、まぁちょっとね(笑)〉 〈ここじゃだめなの?〉 〈駄目じゃないけど直接のほうがいいかなって〉 〈そっか、わかった〉 優子は、普段相談事をされるタイプでもない私にするというのはものすごくどうでもいいことか、誰にも言えない事か、のどちらかしかないだろうし、どうせどうでもいいことだろう、とも思った。 その後は時間が遅かったこともあり、お互いすぐに寝ようと、やり取りは終わった。
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