3章

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その後、程なくして同窓会はお開きとなった。 優子も松も二次会には参加せずにみんなの輪から離れる。 「考えてる店って近いの?」 「まあ、それなりかな」 そう言って、松は歩き出す。 優子も急いで松を追いかける。 5分ほど歩くと細い路地に入り、少し歩いたところで一見、家のようなところに入っていく。 「松岡でーす」 「はいよー、奥空いてるよー」 松が声をかけると奥から女性の声が聞こえ、その声のする方へ進んでいく。
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