3章

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奥に進んでいくと4人くらいは座れそうなテーブル席があった。 先程聞こえた声の主の女性はすでに他のところへ移動してしまっていたのか誰もいなかった。 前を歩く松が先に席を座る。優子はその向かいに座り、二軒目だったので度数の低いお酒を頼み、二人で軽く談笑していた。 「それで、相談ってなんでしょうか?有名配信社のしょうさん?」 「ちょっと!いじってるでしょ!」 「弄ってないよ、あんたなかなか有名なんだからね」 「そんなだよ、いや、そうじゃなくってよ、これ見て」 優子はしょうの差し出した携帯の画面を覗き込む。
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